2010年07月01日

中小零細企業にクラウドはまだ早いが検討は必要!

以前は仮想化という言葉がはやり、今はクラウドという言葉がはやるようになってきました。
このクラウドという言葉は予算の無い中小零細企業にとってはとても素晴らしいサービスに見えると思います。
実際にマスコミや大手が取り組んでいる状況で「年間で数千万円の節約」などと書かれているような記述もよく見かけます。
しかし、現実はまだその段階ではありません。

クラウドは一般的に社外にあるものと社内にあるものに大きく分けられます。
社外にあるものは、大手のベンダーやレンタルサーバー等を手掛ける会社が用意してサービスとして提供するもので、使用料を払えばこちらからは機器への投資なく、資源を使うことができます。
一方、社内にあるクラウドは、開発会社やパソコン使用人数の多い会社などで情報システム部門の手間や工数を削減する目的で設置するもので、新規に物理的にPCやサーバーを用意するのにかかる時間を大幅に削減できます。

これらのメリットは機器への投資や人件費を削るうえではとても大きな費用の節約が見込めます。
但し、中小零細企業のように、そもそもの機器への投資や情報システム部門の管理工数が大きくない場合では、この仕組みを導入すること自体が割高になります。
この原因はまだこれらのサービス自体が一般化されておらず、価格競争もされていないからです。
今すぐに切り替えを考えていく必要はありません。

では何も対策をしなくてよいかというとそうではありません。
最近のパソコンは安くて高性能なものが増えてきています。
その余力をうまく使うことが、今後のクラウドへの進出をしやすくできるのです。

簡単に言うと、クラウドは物理的な機器を借りるのではなく、仮想的な機器を借ります。
今までは、会社を作るには自社ビルを建て、自分で机や電話を引いて。。とやっていたことが、高性能な貸ビルのテナントに入るという感覚に代わるということです。
借りてしまえば自分の事務所として使えますが、実際にエレベーターやトイレなどは共同で使用します。
貸しビルではちょっとたとえが大きかったかもしれませんが、貸しビルに入る場合にはそれなりのルールがあるものです。
壁に穴をあけてはならないとか、防犯管理は自分で行うとか、、クラウドでも同じなのです。

しかし1つ大きな特徴があります。
それは、ある時期だけ事務所に人を沢山入れたいので広くしたいという場合や、一時期だけ付属の機器の能力をアップしたいという場合には、簡単な作業(プラスアルファの費用が必要)のみで、容量やスペックを上げることができます。
上限としてはそのクラウドのプランによりますが、時期によって作業量が大幅にアップする仕事を行う会社ではとても重宝します。
特にもともとレンタルサーバーで稼働しているネットショップなどは便利になります。
お中元やお歳暮、クリスマスなどのセールではサーバー増強をしないとWEBサーバーが停止してしまうような負荷がかかる場合でも、動向をみながら簡単にスペックを増強できます。
例えば週末や休日の夜にはアクセスが増えるのでスペックを上げるとかが簡単にできるのです。
これをクラウドではなく実施しようとすると、大変な費用がかかりますので、その効果は抜群でしょう。

このように効果はありますが、そもそものサービスをまずはネット上に持っていけるかということが大きなネックです。
中小零細企業で使われている業務ソフトのほとんどはスタンドアロン型のソフトになっていて、各パソコン上で動作しています。
これをネット上に持っていくのにかかる費用が大きくかかるかどうかが一番のネックでしょう。

今お使いのソフトについても、今後クラウドに移管できるか、もしくはサポートされていくかがキーとなりますね。


最後になりましたが、弊社のソフトはこのクラウドに対して積極的に進出することを考えております。
また、仮想化については既に今年になって何件もの実績もできてきております。
ご不明な点などございましたら、何なりとお問合せくださいませ。

posted by ミーズシステム株式会社 目面 秀信 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 社長として