2009年08月27日

いいたくて仕方がない

夜、お客様の社長から携帯へ電話があった。
 
と、トラブル? とビビりながら、落ち着いて内容を聴くと、、
 
「前から作ろうと思っていた処理がEXCELのマクロで構築できた!!」
 
というものだった。
 
具体的には、労務管理などのいろいろな社内の管理をエクセルで行うというものです。
 
もともと小規模な会社で、社長がすべて手作業などで処理を行っていたので、どういう情報をどう加工すればよいかはすべて把握されていますので、それをEXCEL上で自動化したようです。
 
 
思わず、「おめでとうございます!!」って言ってしまいました。
社長も「いろいろとアドバイスしてもらったからできたんです」と言ってくれましたが、それ以上に社長が頑張ったのだと思います。
そのあと、「夜にごめんなさい。でも、どうしても伝えたくて仕方がなかった」 のだそうです。
この気持ちわかりますねー。
 
エクセルはやりたいことが明確であればかなりよいツールです。
なんでもかんでもEXCELで作成するのはお勧めしませんが、ツールとしてつかいこなせることが非常に武器になります。
こういう簡単なものは自社で開発ができるようなお客様の教育にも力を入れていきたいと思います。
 
※ついしん
 
弊社は、Lotus123のころから表計算ツールには携わっていて、EXCELなども企業向けの講習会を開いたりしています。 (実績は、京都や大阪)
最初には明確な目的がなくても、EXCELの基礎を勉強しておけば事務作業を楽にすることは可能です。
社内レベルのアップという目的でも必要があれば出張教育もいたします!!
 
posted by ミーズシステム株式会社 目面 秀信 at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | サポート

バックアップを再確認したほうがいい

お客様のところに打合せに行きました。
 
訪問内容は、サーバー(データベースサーバー)の統合にかかわる移設作業の下調べです。
 
行う内容としては、
  ・データベースの移行全般
  ・クライアントからの接続先変更
  ・バックアップの保管先変更
などになるのですが、最後のバックアップの確認で愕然としました。
 
バックアップの要件としては、何かトラブルがあっても「確実に直近の状態に戻せること」です。
 
 ・データベースソフトの異常からの復旧
 ・データファイル破損からの復旧
 ・OSクラッシュからの復旧
 ・ディスククラッシュからの復旧
 ・サーバー自体のクラッシュからの復旧
 
のように、どこまで復旧ができるかの定義が必要になるのですが、ここは前日までの状態に戻すことができればよいというレベルであったので、毎日バックアップを取得するという運用になっていました。
でも、まずかったのは、サーバー自体のクラッシュからの復旧が不完全だったのです。
 
というのは、バックアップを実行すると、サーバーの中のテンポラリにバックアップを作成します。
この場合は、一応、データベースソフトからデータを抜き出ししているのですが、サーバーの中に格納されているままなので、サーバー自体がクラッシュすれば結局データがなくなってしまいます。
 
大切なのは、サーバー本体以外へのバックアップの保管なのです。
 
このサーバーもそういうシェル(簡単なプログラムのこと)は作成されており、別サーバーにコピーする仕組みになっていましたが、コピー先のサーバーが既に整理(撤去)されて存在していませんでした。
 
安全のために毎日行っているバックアップが、実はきちんと取得できていなかったのです。
 
たまたま問題が発生していなかったからよかったものの、もし問題が発生していたらすべての今までのデータがなくなってしまいます。。
 
 
原因は、この会社にはシステムをいろいろな会社に依頼していて、それぞれが適当に(その場の思いつきで)こういう設定をしているようなのです。。
 
弊社としては、こういう問題点の指摘と今後の改善を提案しました。
 
でも、こういうケースは珍しくありません。 大手でもいざという時にデータが復旧できないという不具合が発生することがあるようです。
多いのはバックアップのテープが読めなかった。とか、 外部メディアの容量をオーバーしていた。というようなケースから、もともと復旧のテストをしたことがなく、意味のないバックアップを行っていたというケースまであるようです。
 
バックアップを取得する目的を再度明確にし、その要件を満たしているかのチェックは少なくとも年1回、または定期的に行うようにしたほうがよいと思います。
posted by ミーズシステム株式会社 目面 秀信 at 06:06| Comment(0) | TrackBack(0) | サポート